いまだ約7割は職場の飲み会に行っていない!
GoToで解禁した人も約1割
【コロナ影響を紐解く調査⑦】職場の飲み会世代間意識調査
1.いまだに約7割が職場の飲み会に行っていない。GoToで解禁した人も若者中心に約1割にとどまる
2.オンライン飲みよりリアル飲みがいいという20代が66%で、50代以上の48%を上回る
3.職場飲みに関して、20代は感染より周囲の目が気になり、50代は感染リスクが気になる
コロナ第3波に見舞われ、飲食店での会食することへの懸念が再浮上する中、職場での飲み会、いわゆる「飲みニケーション」に対する意識はどう変化しているのか。今回の調査によると、コロナ禍が起きて以来、職場の飲み会に参加していない人は69.7%。世代別にみると、20代では58.5%、50代以上では79.6%で、約20ポイントの差が見られます。GoToキャンペーンが始まって、職場の飲み会を解禁した人は、20代で15.6%。一方50代以上は7.3%で若者の半分以下でした。やはり職場の飲み会に関する世代間格差は大きく存在するようです。
職場の部署内や仲間とオンライン飲み会を経験した20代は28.8%、50代以上では8.0%と3倍以上のスコア差がありました。オンラインコミュニティを苦にしない若者世代のほうがオンライン飲みに積極的なのは想像どおりです。しかし経験者のうち、オンラインよりリアルな飲み会のほうがいいという回答は20代で65.8%と、50代以上の47.8%を大きく上回りました。逆にオンライン飲み会とリアル飲み会のハイブリッド型を希望するのは20代で32.4%、50代以上で43.5%というスコアとなり、若者世代よりミドルシニア世代のほうがオンライン飲み会を許容する意外な結果となりました。
職場の飲み会に対する実態は、先述の調査結果からも若者世代のほうが積極的なようです。特にオンライン飲み会に関して、デジタルリテラシーの低いミドルシニア世代よりもリアルな飲み会を欲しているのは意外な結果でした。そうした背景には、やはりコロナ感染への危機感がありました。感染より周囲の目が気になると回答した20代は26.4%で、周囲の目より感染が気になると回答した24.3%をわずかながら上回りました。一方、感染より周囲の目が気になると回答した50代以上は12.5%で、周囲の目より感染が気になるとの回答32.4%が大きく上回りました。感染後のリスクに対する意識の差が浮き彫りになっています。
調査期間:2020/11/2~11/6
調査対象:全国の正社員として働く20歳?64歳の男女3,000人
調査方法:インターネットによるアンケート
有効回答:1,807名(男性963名・女性844名)
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担当 :和田
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