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【開発】ツナグ働き方研究所 ツナグ働き方研究所テスト環境

01 RESEARCH REPORT2019.09.04

  • 調査/研究

    【2019年アルバイト採用ブランド力調査】
    業界別では100円均一が、ブランド別ではセリアがトップ

    多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(株式会社ツナググループ・ホールディングス/本社:東京都千代田区/代表取締役社長:米田光宏)」は、求職者を対象としたサービス業の「アルバイト採用ブランド力」調査を実施。結果についてとりまとめましたので、ご報告いたします。
    調査結果 トピックス

    1. アルバイト採用ブランド力・業界別第1位は100円均一、昨年5位から上昇

    2. ブランド別ランキング・第1位はセリア。昨年17位から一気に躍進

    3. 昨年1位スターバックス コーヒーは12位と大きくランクダウン


    調査結果 概要

    「アルバイト採用ブランド力」を算出するうえでベースとなる、求職者がアルバイト先を探すときに重視する項目は、「仕事内容に興味がある・自分でも働くことができそう」が最多で90.8%。第2位は「通いやすい場所にある」86.2%、第3位は「安心して働けそう」85.9%だった【図1】。


    その結果をベースに「アルバイト採用ブランド力」を算出したところ、業界別では1位が100円均一。2位がスーパー、3位がテーマパークという結果。昨年1位だったカフェ・喫茶は8位だった。なお、100円均一・スーパーといった小売業が順位を上げたが、相対的にコンビニは昨年4位から7位へと順位を下げた【図2】。


    さらにブランド別では業界別の傾向を反映し、1位がセリア、2位がダイソーと、100円均一ブランドが1・2位を独占する結果となった。昨年1位だったスターバックス コーヒーは12位と順位を下げている【図3】。


    今回業界トップとなった100円均一についてのイメージを聴取したところ、

    「値段が一緒なので、レジ業務が簡単そう」(10代男性・学生)

    「よく行くので店舗の存在が身近」(40代女性・主婦)

    といったように、仕事内容を想像しやすく、かつ【自分でも業務ができそう】というイメージが強くあることがうかがえた。

    加えて、

    「前よりオシャレになっているから、100円均一でバイトしていると周りにも言いやすくなった」(20代女性・フリーター)

    など、商品ラインナップの充実が順位を押し上げたようである。特にセリアがダイソーを上回る結果となったのは、

    「店で扱っている商品が好き」(40代女性・主婦)

    といった点が影響しているようである。


    前回より順位を落としたコンビニ業界については、

    「色々な業務が身につきそう」(20代男性・学生)

    「最新の商品を知ることができる」(10代男性・フリーター)

    という好意的な声がある一方で、

    「●●ペイや宅急便、タバコなど、レジでやることが多くて大変」(30代女性・主婦)

    「学生時代コンビニで働いていたが、業務が複雑になっていて、いまはできる気がしない」(20代女性・主婦)

    と、複数のキャッシュレス決済対応をはじめとしたレジ業務の難易度の高さが大きく影響していることと、それに対して「給与が割に合わない」(20代男性・学生)という意見もあった。


    なお、大きく順位を下げたスターバックス コーヒーは、

    「コーヒーを学びたい」(20代女性・学生)

    「あこがれだから」(10代男性・フリーター)

    という声が多く聞かれる一方で、

    「店舗が増えたことで、ファミレスのような客層になった。特別感が薄れた」(20代男性・学生)

    という声や、なかには

    「『意識高い系』が働いているイメージで、自分が働くイメージが持てない」(20代男性・学生)

    と、揶揄される傾向も散見された。


    調査背景

    パートの有効求人倍率が1.75倍(2019年7月)と、空前の人手不足と言われる状況が続いている日本。企業・店舗にとっては、10月から最低賃金が東京・神奈川で初めて1000円を超えるなど、アルバイト募集時において条件面での他社との差別化が難しくなっています。一方の求職者は「職場の魅力」を応募の判断基準にする傾向が強くなってきています。 そこでツナグ働き方研究所は、2019年版アルバイト採用ブランド力調査を実施。単なる「人気ランキング」ではなく、求職者がアルバイトを探すときに重視する項目をベースに、「アルバイト採用ブランド力」を指標として独自開発、ランキング化したものです。人手不足に悩むアルバイト採用の現場に対して、「採用ブランド力」向上に向けた何らかの示唆につながれば幸いです。


    ■調査概要

    調査期間:2019/4/19~2019/4/25

    調査対象:業種を問わずアルバイト・パートとして求職経験が2年以内にある求職者または現就業者、全国の16~69歳までの1,000人

    調査方法:インターネットによるアンケート


    ■アルバイト採用ブランド力ランキングについて

    ●このランキングは、下記のプロセスによって編成されています。

    ・対象は、アルバイト先として代表的なサービス業40ブランド。

    ・「アルバイトを探すときの重視項目」を調査したうえで、その「重視項目」を「仕事」「時間」「安全」「場所」「給与」「仲間」「成長」「環境」という8つの因子としてグルーピング。

    ・8因子の重視度に応じて加重値を算出。

    ・上記40ブランドの8因子ごとの評価をスコア化、加重値を掛け合わせランキング化。

    ・評価ポイントの合計値が高いブランド=採用ブランド力が高い=人材採用力が高いと認定。


    ●ツナグ働き方研究所では、単なる「アルバイト人気ランキング」でなく「採用ブランド力ランキング」というアプローチをしています。単なる人気ではなく、人材採用力とその要因を可視化することで、人手不足に悩むアルバイト採用の現場に対して、採用ブランド力向上につなげていただければと考えています。


    ●今後も、求職者や就業中のスタッフへの意識調査等により、「採用ブランド力向上」に向けた知見を提供していきます。


    ◆本件に関するお問い合わせ先

    ツナグ働き方研究所(株式会社ツナググループ・ホールディングス)
    担当 :和田
     ※お問い合わせは、お問い合わせフォームからお願いいたします。