【2018年5月度】労働市場データ
■雇用者は5590万人で、前年同月比+149万人。うち、正規が同+74万人、非正規が同+76万人と非正規の伸びの方が大きい。
■非労働力人口は前年同月比-109万人。4か月連続で100万人を超える減少となっている。
■非正規率は37.2%。前月からは-0.6ポイント減少。前月比マイナスが3か月続いている。
■前年同月と比べると、正規は2.2%の伸びに対し、非正規は3.8%の伸び。2018年1月以降、非正規の伸びの方が大きい状態が続く。
■完全失業率(季節調整値)は2.2%で前月比-0.3ポイント。2.2%という数値は、1992年10月以来25年7カ月ぶりの低水準。
■なお、男女別にみると、男性は2.4%で93年7月以来の数値。女性は2.0%でこちらは91年2月以来25年11か月ぶりの低水準となっている。
■また年代別では全年代で前年同月より下がった。特に15-24歳は3.4%・前年同月比-1.7ポイントと大幅に低くなっている。
■有効求人倍率(季節調整値)は1.60倍。前年同月比+0.11ポイント。
■1.6倍を超えるのは、1.64倍だった1974年1月以来44年4か月ぶり。
■パートのみの求人倍率(季節調整値)は1.81倍、前月比+0.01ポイント・前年同月比では+0.03ポイント。
■求人倍率(季節調整値)は1.10倍、過去最高更新。2004年1月の集計開始以来、初めて1.00倍を超えた2017年の6月以降、12か月連続1.00倍超え。
■都道府県別の有効求人倍率(受理地別/季節調整値) 最高は東京の2.15倍、最低が沖縄の1.12倍。
■広島県は2017年12月以来5か月ぶりに2倍超え。スーパーの新規出店などに伴う大口求人により、有効求人数は増加したものの、求職者数は減少。
■都道府県別の有効求人倍率(就業地別/季節調整値) 最高は福井県の2.23倍(前月比±0.05ポイント)、最低は北海道1.19倍。
■ピックアップしている職業以外も含め、ほぼ全職業で前年同月比アップ。
■中でも際立っていたのは、「飲食ホールスタッフ」7.46倍(前年同月比+0.69ポイント)。より採用難易度が上がっている。
■次いで 「大工、内装、建設・土木作業」4.27倍(同+0.73ポイント)、「コンビニエンスストア店員」3.05倍(同+0.48ポイント)。
■5月週平均の職種分類別件数は、最も多かったのは「販売」。次いで「サービス(給仕)」・「サービス(調理)」と小売・飲食関連の職種が目立つ。
■雇用形態別件数の比率は、「社員」が全体の23.2%、「アルバイト・パート」が69.7%、「契約社員他」が7.1%。
■人の入れ替わりの多い3・4月が過ぎ、アルバイトの求人件数は前月から減少している。
・総務省統計局「労働力調査」
・厚生労働省「一般職業紹介状況」
・全国求人情報協会「求人広告掲載件数等集計結果」
・株式会社リクルートジョブズ
「アルバイト・パート募集時平均時給調査」「派遣スタッフ募集時平均時給調査」
※データの一部を抜粋しております。全文は、下記よりダウンロードください。
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担当 :和田
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