【ツナケンinfo】3月度の有効求人倍率1.39倍。3年半ぶりに1.4倍を下回る。
新型コロナウイルス感染拡大が雇用に影響を及ぼし始めているのでは…という観点からも注目を集めていた3月度の有効求人倍率が、厚生労働省から発表されました。2020年3月度は1.39倍。有効求人倍率が1.4倍を下回ったのは2016年9月以来3年半ぶりです。
有効求人倍率は、2019年4月の1.63倍をピークに、昨年の半ばから緩やかな低下傾向にありました。しかし今年に入り1月度に1.49倍と急落。前月から0.08ポイントの悪化はリーマンショック後の2009年2月以来のことでした。そこから2か月で、はやくも0.10ポイント悪化しています。
新型コロナウイルスの影響でいけば、やはり気になるのが求人数の動向です。3月の全国のハローワークに企業から提出された求人の数は834,554件。前年の同じ時期に比べて12.1%減少しました。厚生労働省は「幅広い業種で求人が減少しており、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が顕著に出始めている」とコメントしています。
産業別に見ますと、新規求人が最も減少したのは製造業で、前年の同じ時期に比べて22.8%の減少、次いで宿泊業、飲食サービス業が19.9%減となっています。宿泊業、飲食サービス業は、減少幅が前月からさらに拡大したことから、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が表れ始めているようです。また3番目に減少したのがサービス業(他に分類されないもの)で18.1%減。この分類には職業紹介・労働者派遣業(34.3%減)が含まれており、最もコロナ影響を被っているのが顕著です。
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ツナグ働き方研究所(株式会社ツナググループ・ホールディングス)
担当 :和田
※お問い合わせは、お問い合わせフォームからお願いいたします。
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